外来やクリニックでの勤務が多い、皮膚科の看護師さんのお仕事。
病棟での勤務や他の診療科とどのようなことが異なるのかも気になりますよね？
そこで、今回は皮膚科に転職した3人の看護師さんにお話を伺いました。
外来看護師から皮膚科クリニックに転職した看護師さんの場合
私が皮膚科のクリニック(美容皮膚科ではなく一般的な皮膚科)に転職したのは32歳のときです。
それまでは中規模総合病院付属クリニックの外来看護師として勤務していました。埼玉県北部に住んでおり、どちらの勤務先も同じ地域です。
皮膚科の仕事内容
皮膚科での主な仕事内容は、採血やイボの液体窒素処置、その他皮膚疾患の処置などです。診療科が限定されているため処置などに集中でき気持ちにもゆとりがあります。
外来看護師をしていた時は、ローテーションで色々な科に回され覚えることも多く、それぞれの医師のやり方に合わせなければならなかったため、私の性格には不向きでした。
皮膚科の看護師の給料・勤務時間
勤務体制は日勤のみで変化はありませんが、クリニックのため休日の当番が無く、残業も少なくなりました。
そのかわり給料面では少々下がりましたが、家庭やプライベートの時間が増え、転職して良かったと思っています。
皮膚科の看護師の魅力・適性
皮膚科クリニックの業務は処置も大体決まっているので、比較的単調だと思います。
忙しく働くのが好きで変化を求めるような性格の方は物足りないかもしれません。私自身がそうですが、同じ業務の繰り返しをコツコツと続けられる方や、一つのことにじっくり向き合いたい方には良いと思います。
それから、小さなクリニックでは看護師業務でない雑務(掃除や洗濯など)も多いので、そういった仕事も受け入れられるかどうかも見極めポイントかもしれません。
外科から皮膚科に転職した看護師さんの場合
皮膚科に転職した看護師です。今までは外科にいました。
皮膚科の仕事内容
仕事内容はそれほど変わりませんでしたが、居心地は良くなったと思います。というのも、人間関係が良かったからです。
皮膚科の看護師の給料・勤務時間
アトピーやアレルギー持ちの人が現代では増えてきていることもあり、年間を通しては混雑しているようです。
忙しいながらもやりがいを感じられるようになりました。それに、小さなクリニックなので勤務時間がきちんとしており、残業がないところも良いと思いました。
定期的に通院している患者さんも多く、顔なじみになった人もいます。その点でもアットホームで気が楽です。
また、給料も以前より上がりました。意外にも皮膚科は患者さんが多く、需要があるのです。しかも、老若男女がやって来ます。
皮膚科の看護師の魅力・適性
患者さんと密接に関わりたいという人や、仕事にやりがいを感じたい人などは、マチナカの皮膚科クリニックで働いた方がいいかもしれません。
最近はアレルギー持ちのお子さんも増えてきていることから、小さなお子さんもたくさんやって来ます。親御さんに相談されて感謝されることもよくあるので、この仕事に生きがいを感じられることもあります。
病院から皮膚科に転職した看護師さんの場合
大手の病院に看護師として10年近く勤務していましたが、救急の患者を受け入れていることで仕事内容がハードなのと、心の負担や、夜勤や準夜勤などが年齢に伴いキツくなってきていました。
そのタイミングで院内での異動があり、先生や同僚とそりが合わなくなることも時々あって、ずっと転職を考えていました。
給料面では少し減っても構わないので、もう少し心にゆとりを持って働ける職場はないかと思って看護師専門の転職サイトで求人を探しました。
皮膚科の看護師の給料・勤務時間
現在勤務している皮膚科は診察が9時から19時までなので、仕事内容的には大手の病院に勤務していた時よりもぐんと負担が軽くなり、特に精神面で非常に楽になりました。先生や同僚もいい方ばかりです。
皮膚科の看護師の魅力・適性
また、地域では有名な町医者なので、信頼して親子二代で通ってくださる地元の患者さんがいらしたり、子どものアトピーがよくなったと声をかけてくださる方もいて、やり甲斐も感じることが多くなりました。
長く続けたいと思っているので、これからは自分のペースで、ゆとりを持って働けることを重視していこうと思っています。
皮膚科に興味がある看護師さんは、一度、転職サイトに登録して、求人を見てみるのもアリ
今回は、3人の看護師さんのお話をお届けしました。
皮膚科の給料は地域や病院、クリニックによっても異なります。
看護師さんの転職サイト一覧を参考に、条件にあった求人があるのかを調べてみるのも良いですね。
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